睡眠時無呼吸症の対策6〜「あいうべ体操」で口呼吸を改善
睡眠時無呼吸症候群の対策を進めるうえで、重要なのは睡眠時だけでなく、普段から鼻呼吸を行うことです。
口呼吸は、百害あって一利なしです。
そこで、鼻呼吸のための効果的な「舌のトレーニング」をご紹介しましょう!
「あいうべ体操」は口呼吸を改善するトレーニング法
福岡県博多にある「みらいクリニック」の今井一彰先生が提唱されている「あいうべ体操」をご存じでしょうか?
この方法は、舌と口を意識的に動かすことで口呼吸を改善するトレーニング法です。
今井先生は、呼吸問題の第一人者として有名な方です。
睡眠時無呼吸症候群のみならず、ドライマウスの問題など、口を閉じて鼻呼吸することは病気の予防につながるとのこと。
逆に言えば、鼻ではなく口で呼吸することは、様々な疾患の原因にもなり得る悪しき習慣なのです。
(口呼吸が原因の主な疾患)
http://goo.gl/NMdPlz 引用:みらいクリニック
口呼吸の習慣を改善にも役立ち、誰でも簡単にできる「あいうべ体操」をぜひ試してみましょう。
実際に「あいうべ体操」をやってみよう!
(あいうべ体操のやり方)
1. あ〜 口をできるだけ大きく開ける
2. い〜 口を横に大きく広げる
3. う〜 口を突き出すように唇をつぼめる
4. ベ〜 舌を前に突き出すように伸ばす
口を大きく動かしながら「あー」「いー」「うー」と動かし、最後は「べー」舌を表に出し下まで伸ばします。
出来るだけ大きな口を開けて、ゆっくりと行うことがポイントです。
1日30セット(3分間)を目標にすると良いそうです。
http://goo.gl/NMdPlz 引用:みらいクリニック
口腔ケアチャンネルさんで動画も見れるのでぜひチェックしてみてください!
口を閉じる力をアップさせて無呼吸症改善につなげる
いかがでしたか?
上手に「あいうべ」と言えましたでしょうか?お声は小さくてもOKで、1セット4秒ぐらいかけた動作がコツです。
体操をし続けることで口や顎、首周辺の筋力を鍛えられて、口を閉じる力が養えるそうです。
口を閉じる力がアップすれば、睡眠中でも無呼吸症の一番の原因である口呼吸ではなく、鼻呼吸をすることにつながりますので結果的にいびきの解消にもなるわけです。
先生によれば「ため息をつくのは厳禁」とのこと!
ため息は、口呼吸の原因にもなりますし、なにより幸運が逃げてしまいますからね!