終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査とは?
終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査(PSG検査)は、睡眠状態をトータルに評価する検査です。
睡眠時無呼吸症候群をはじめ、ナルコレプシーなどの睡眠障害の診断に必要不可欠なものになります。
簡易検査の項目であるいびきや呼吸状態はもちろん、脳波・心電図・筋電図・眼球運動なども測定します。
睡眠時無呼吸症候群の疑いがある場合に、酸素飽和濃度、睡眠ステージ、覚醒反応の有無、睡眠構築、体位などのデータをもとに睡眠を総合的に解析する検査です。
具体的には、睡眠中の脳波、血中酸素量、心電図、気管内の空気の流れ、眼球の動き、あごの筋肉の動き、胸部や腹部の動きなどを体に取り付けたセンサーによって観察します。
画像引用:https://goo.gl/UrWD7z
【終夜睡眠ポリソムノグラフィー検査項目】
【脳波】睡眠の深さを判定
【眼球運動】ノンレム睡眠・レム睡眠の判定
【心電図】無呼吸による心拍や不整脈の判定
【パルスオキシメーター】無呼吸による酸素濃度測定
【あご筋電図】睡眠状態を判定
【下肢筋電図】足ムズムズなどの睡眠妨害の判定
【気流】鼻及び口からの呼吸の判定
【呼吸】 腹部・胸部の呼吸時の喚起運動の調判定
【体位】 睡眠中の判定
【いびき】 睡眠中のいびき回数の判定
睡眠ポリソムノグラフィー検査の準備
画像参照:NCNP病院
私の場合、測定の時間は夜20時から朝6時までが対象でした。
検査開始までの流れを簡単に説明します。
・検査当日17時までに病院到着
・着替え・シャワー及び夕食
・電極及びセンサーを取り付け
・通電テスト
・セットアップ完了
となります。
電極及びセンサーの取り付けからセット完了まで、ざっと30分ぐらいでしょうか?
2人の担当の方が、テキパキとセットしてくださいました。
さっと写真のようなイメージですが、さらに頭につけたセンサーが取れないようにきつめのネットを頭にかぶせられました。
想像以上に身動きがとれません。
これが、頭部をキツク圧迫するので、かなり違和感を感じます。
そして、トイレに自由に行けないことがとても不便でした。
これなら、簡易式の検査をするんだっとと、ちょっぴり後悔・・・。
そう思っても、後の祭りですね。
もちろん、個人差や病院によってセットする装置の差はあると思いますが、どこの病院でも同じような検査方法だと思います。