テレビをつけたまま寝るのはダメ?間違いだらけ6つ睡眠習慣のリスクと対策
季節の中で、秋が一番好きという人も多くいるのではないでしょうか。
暑い夏もおわり涼しくなる季節は眠りやすくなる季節ですよね。
夜も長くなり、寝るのが楽しくて仕方ないのが本音なのではないでしょうか?
特に、睡眠時無呼吸症を患う人にとっては、寝苦しくいつも眠たい夏がようやく去ったという感じですね。
でも、良いと思って普段行っている睡眠習慣の中でも、実際は間違っていることって結構あるんですよ。
そこで、今回は睡眠習慣の中で熟睡を妨げる原因となる6つのリスクと対策についてご紹介いたします。
間違った睡眠習慣その1〜明かりやテレビをつけたまま寝る
寝る直前までスマホをいじり続けることは睡眠に良くありません。
ブルーライトの光が、交感神経を刺激することでますます眠りにくくなる傾向があることはご存じでしょうか?
ブルーライトを見続けていると、身体が錯覚を起こして、眠りに必要なメラトニンの分泌量が低下します。
同じ現象が、明かりやテレビをつけたまま寝ることでも起こります。
しかも入眠時だけでなく、睡眠後も深い睡眠を得るまでに時間がかかる傾向にあるのです。
詳しくは、サイト内の『寝る前スマホは睡眠時無呼吸症の悪化や不眠の原因』に記載しておりますので、参考にしてください。
また、睡眠の途中で覚醒するリスクも高まります。
対策としてはあたり前ですが、テレビは消して寝ることと、寝床にスマホを持ちこまないことです。
そして部屋の照明に関しては、最小限に抑えるように心がけましょう。
間違った睡眠習慣その2〜不衛生な布団や掃除をしない部屋で寝る
お部屋の環境は、睡眠質と密接に関係しています。
寝るだけだからどんな状況でも一緒でしょう?なんて考えは間違っています。
そこで質問ですが、みなさんは1週間に何回シーツを交換しますか?
毎日?2日に1回?それとも1週間に1回?
中には、万年床でずっと交換しないという人もいるかと思います。
実は、シーツを2週間交換しない状態でおくと数千匹ものダニが付着していることが分っています。
その理由は、ダニの餌になる皮脂などが付着したままになるからです。
ましてや、高温多湿の布団の中になるとその数は膨大に膨れ上がります。
また、人は睡眠中にコップ1杯分の汗をかくと言われていますので、その汗は布団やシーツに染みこむことになります。
温かく湿ったところが大好きなダニにとって湿気を含んだ敷布団や掛布団は、格好の住処となります。
中には、数万匹から数十万匹ものダニが潜んでいることもまれではありません。
また、ダニやほこりは、アレルギーの原因にもなりますし呼吸への障害にもなりかねません。
これでは、深い睡眠を得ることができませんよね。
天気の良い日には布団を干して乾燥させたり、小まめにシーツや枕カバーを替えて清潔にすることが大切です。
間違った睡眠習慣その3〜寝る前にお酒を飲んで寝る
寝る前にお酒一杯飲むことはリラックス効果がありますし、確かに気持ち良くなりますよね。
コンビニでも気軽にビールや酎ハイなど買えますし、アルコール度数が高く9%もある酎ハイなど若い人の間でも人気ですよね。
しかし、寝酒や深酒はおススメできません。
はっきり言って飲酒は、睡眠の質を低下させることがあっても、高めることは決してありません。
喉の筋肉の弛緩を促すことで、睡眠中のいびきはもちろん無呼吸や低呼吸の数が明らかに増加することで無呼吸症状を悪化させることにもなります。
寝つきは良くても、口呼吸のため喉が渇いたり、目が覚めて寝れなくなったりなど、途中覚醒・早期覚醒の原因になりますし、寝起きもスッキリしないことが多いですよね。
詳しくは、「アルコールはいびきや睡眠時無呼吸症を悪化させる」で紹介している」のでぜひチェックしてみてください。
間違った睡眠習慣その4〜食べてすぐ寝る
食べてすぐ寝る習慣もNGですし、悪しき習慣です。
通常、食物が胃に入って消化されるまで2-3時間かかります。
胃や腸の消化器官や内臓が動いている間、脳は覚醒状態にあります。
つまり、食後すぐの睡眠は脳が休めず眠りも浅くなりやすくなるわけです。
また、寝る前に食べる、食べてすぐ寝ることの習慣は肥満にもつながります。
本来、体を休める時間帯にに血糖値を高めインシュリンを大量に放出させるわかですから、脂肪が付きやすく吸収されやすくなります。
肥満が慢性的な眠気とも関連しており、
夜寝る前に食べる→脂肪が吸収されやすくなる→肥満になる→慢性的な眠気
といった負のスパイラルに陥ってしまいます。
寝る前は、お酒はもちろん食事が消化されてお腹が空いているのが望ましい状態です。
間違った睡眠習慣その5〜枕を使わないで寝る
スマホやパソコンの普及により、いわゆるストレートネックや姿勢のゆがみは常に問題になっています。
ストレートネックとは、前傾姿勢を続けたことで頸椎が真っ直ぐになり顔や頭が前に出た状態を示します。
ストレートネック対策という意味でも寝る姿勢も大切ですよね。
中でも、一番身近な寝具として思いつく重要アイテムは枕です。
枕が高すぎるとクビを痛めやすいですし、筋肉が緊張してしまい血行不良になりがちです。
首を疲れさせてしまうことで肩のこりの原因になります。
では、枕を使わずに平らな所で寝るのはどうなのでしょうか?
首がリラックスしているはずと思いきや以外にそうでもありません。
枕を使わないで寝ると、寝返りが打てないので寝ている間はずっと同じ体勢のままになりがちです。
また、硬いところに頭を乗せた状態だとアゴが引けて喉がつまるような姿勢になりますので、平らなところで寝ることはおススメできません。
それだけ自分にあった「枕」選びは重要です。
サイト内でも睡眠時無呼吸症候群向けおすすめ「枕」を紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
どうしても、「自分にあう枕が無い」「お金を掛けたくない」という方に簡単おススメの方法があります。
家にあるバスタオルを丸く巻くだけでOK!あとは、首の下にいれるように寝ることダケ。
自分も実施していますが、なかなか気持ちがいいですよ!
タオルは毎日洗えば良いですし、お金もかかりません。
日頃実践している「口テープ」同様なかなか侮れない睡眠アイテムだと思います。
※参考:睡眠時無呼吸症の対策7〜口呼吸を防止する方法!口テープを張る
間違った睡眠習慣その6〜裸で寝る
普段は、下着やパジャマを着て寝る人が多いかと思います。
女性は、ブラジャーは外してパンツだけは履くという人も多いのではないでしょうか?
裸で寝ることが良いという人も結構います。
何も付けてないという解放感からリラックスできますよね。
裸で寝ることは締め付けがなくなることで、血液循環がよくなり健康に良いという考え方もあります。
しかし、裸で寝ることは、やはりお腹を冷やすことになります。
特に女性は冷え症の方が多いので、一般的に裸で寝ることはおススメできません。
体温が一度下がると免疫力が3割も低下すると言われています。
特に寒い冬は、寝冷えの原因となります。
つまり、裸で寝ることで、風邪を引きやすくなったり、体調を崩しやすくなっては意味がないですよね!
また、裸で寝てしまうと睡眠中の汗や皮脂で寝具が汚れがちです。
何事も慣れが必要ですか、裸で寝ることは向き不向きはある寝かたです。
間違った睡眠習慣〜まとめ
いかがでしたでしょうか?
睡眠時無呼吸症の人に限らず、何気ない習慣にも意外に睡眠に関するリスクが潜んでいます。
リラックスして寝るのが一番だから、多少間違っていても良いのでは?という意見もありますが、無理に意地を張る必要もありませんよね。
特に季節の移り変わりの時期は、体調を崩しやすくまた風邪などを引きやすくなります。
正しい知識を身に着けて、良質な睡眠習慣を心掛けたいですね。