睡眠時無呼吸症候群による居眠り運転中に交通事故の増加が問題になっています。

スポンサーリンク

睡眠時無呼吸症候群と増加する交通事故

近年、睡眠時無呼吸症候群が原因により居眠り運転をしたため、引き起こされた交通事故の増加が問題になっています。


海外の医療機関の調べによると中等度以上の睡眠時無呼吸症候群の人の場合、交通事故を起こす確率は睡眠時無呼吸症候群でない人に比べて7倍も高くなると驚くべき報告がされています。



29人・・睡眠時無呼吸症候群患者

35人・・健常人

370万人・・全運転者

における5年間の交通事故発生率を比較


SASと交通事故
睡眠時無呼吸症候群の交通事故への影響


そこで、過去に起こった睡眠時無呼吸症候群が関係する重大な交通事故をいくつか紹介してみたいと思います。

睡眠時無呼吸症候群の交通事故〜山陽新幹線の緊急停止事故

2003年2月山陽新幹線ひかりの運転士が運転中に居眠りをし、岡山駅で緊急停止したことで話題になったことを記憶している方もいるかもしれません。
 


運転士の居眠り運転状態のまま、新幹線は最高時速270kmで約8分間、約30Km以上も走行し続けました。


自動停止装置が作動し、岡山駅ホームの途中で緊急停車したため幸いにも大事故発生にはなりませんませんでしたが、運転手は車掌に起こされるまで熟睡し続けたそうです。

新幹線


この運転士は病院の検査で「5-6年前から熟睡できず、寝ている最中に何回も目が覚める」「いびきをかいている時に息が止まっているようだと指摘されたことがある」と話したとのこと。


運転士の体重は100kgを超ええるいわゆる肥満体型で、その後中等度の睡眠時無呼吸症候群と診断されたました。

睡眠時無呼吸症候群の交通事故〜名古屋鉄道の衝突脱線事故

2003年10月名古屋鉄道新岐阜駅で居眠り運転による事故が発生し、急行列車がホーム端の車止めに衝突脱線して乗客4人が負傷しました。


駅のホーム



原因は、居眠りした運転士が駅進入の際に誤って運転レバーに倒れ込んだため、減速せずに加速したとのこと。
この運転士は事故後の精密検査で睡眠時無呼吸症候群の疑いがあると診断されました。

睡眠時無呼吸症候群の交通事故〜滋賀県名神高速道路の追突死亡事故

2005年11月滋賀県の名神高速道路で直前に発生した追突事故の止まっていたワゴン車に大型トラックが衝突し、ワゴン車内の7人が死亡する事故が起こりました。

追突事故


事故の原因は居眠り運転とされ、大型トラック運転手は重度で無自覚の睡眠時無呼吸症候群との診断を受けてたとのこと。

睡眠時無呼吸症候群の交通事故〜関越自動車道ツアーバス衝突45名死傷事故

2012年4月群馬県藤岡市の関越自動車道で高速走行中の夜行ツアーバスが運転手の居眠りにより防音壁に衝突。


乗客7名が死亡し、38名が重軽傷を負う大惨事を引き起こした事故はまだ記憶に新しいかと思います。

高速道路


当時、バス運営会社のずさんな労務管理や安全管理体制が指摘されました。


極端な睡眠不足状態のまま運転を続けたことも事実のようですが、その後の検査で運転手には睡眠時無呼吸症候群の症状が確認されました。


突然の落ちるような極度の眠気に襲われるのも睡眠時無呼吸症候群の特徴です。


事故を起こした方も巻き込まれる被害者の方も命に係わるような大事故を引き起こす可能性があります。


睡眠時無呼吸症候群の疑いがある方は電車や乗用車、トラック、バイクなど乗り物を運転される前に事前の検査と治療をお勧め致します。


また、車の運転以外にも、高所作業、危険物取扱いの仕事に日中従事する方も命への危険が伴いますので、早めチェックするようにしてください!

スポンサーリンク